オートレース

日本で行われる公営競技には競馬や競輪、競艇などが挙げられますが、オートレースもその一つと言えるでしょう。
どちらかというとマイナーなギャンブルに当たるかもしれませんが、一度始めると、かなり熱い競技であることがわかります。
これから始めようと考える人もいるかもしれませんが、どのような競技なのか、またどのような魅力があるのかを把握しておくとよいでしょう。

オートレースとは

そもそもオートレースとはどのような競技なのかと言うと、一周500メートルのトラックを150キロにもなる最高速度で、ブレーキなしで走るオートバイのレースです。
公営競技の中でも一番速いスピードで迫力のあるエンジンサウンドを感じ、観戦することができるでしょう。
オートレースのバイクのギアはローとトップの二段だけで、平均時速は100キロとなっています。
このスピードでトラックをまわることになりますが、一番の特徴はブレーキがない点です。
ブレーキがないと危ないのではないかと思う人も多いかもしれませんが、なぜブレーキが付いていないのかというと、接近戦になるため、急激にブレーキ操作を行うと追突事故が発生してしまうかもしれないからです。

オートレーサーの年収

オートレーサーと聞くと年収が高いイメージがある人もいるかもしれませんが、実は平均年収の手取り額は100万円程度とされています。
レースで賞金が稼げなければ、バイクの部品を購入したり、メンテナンスを行う際には、全て自費になってしまう為、かなり厳しい世界であることがわかるでしょう。
しかしトップ選手になると年間千万円以上の費用をかけるとも言われています。

オートレースのレースの流れ

オートレースではどのようなレースの流れになるのかと言うと、まず最初に1日12レースが行われて、8の車体がトラックを6周して順位を競うことになります。
まず試合が行われる前には選手紹介が行われます。
1号車から8号車まで一列になってコースを一周するのです。
並び順は距離のハンデ制で、ランクや直近のレース成績などを基準に、遅い選手が前になり、速い選手は後ろからスタートします。
同じランクの選手が横並びになった場合には、内側よりも外側に実力のある選手がくる配置です。
選手紹介の後は試しに走行が行われます。
これは当日のバイクの調子を見せるためであり、50メートルのコースを全力で走行することになります。
その際200メートルの平均タイムが発表されて、これが車券を購入する際の目安です。
最終検査を受けて異常がなければ出走が確定となります。
それと同時に車券が発売され、選手はその際にはコックピットで待機を行います。
車券の種類は7種類あり、単勝は一着を当てるもの、複勝は予想した選手が3着以内に入れば当たりです。
その他にも2連単や2連複、三連単と三連複、ワイドが挙げられます。
好きな選手を見つけて投票していきましょう。
選手はエンジンを始動させてピットから出て、大時計の合図でレースがスタートです。
スタートはタイミングが非常に重要となります。
レースはトラック6周で行われ、大きなレースとなると8から10周ほどするものもあります。
選手はスタートの際に距離のハンデがあるものの、ゴールでのタイム差は0です。
前の走者を抜かなければならないため、選手同士の駆け引きも一つの見どころとなるでしょう。
イメージを立てて予想をしていくことが大切です。

まとめ

一番の魅力はハンデ性であることや、先頭車が逃げ切ることも十分考えられることです。
走路状況もレースを予想する際には非常に大切で、雨で路面が濡れていたり、路面が高温でタイヤの負担が大きいなどがこれに該当します。
レース終了後に勝ちが決定し、当選払戻金が確定することになります。
オートレースの還元率は70%で、控除率は30%です。
かなりの痛手になるかもしれませんが、車券を購入する際には計画性をもって購入するようにしましょう。